2016年10月25日
シーモアさんと、大人のための人生入門
久しぶりに映画を観ました。
映画『シーモアさんと、大人のための人生入門』
俳優・監督のイーサン・ホークが撮ったドキュメンタリー映画です。
《公式ホームページより引用》
人生の折り返し地点——アーティストとして、一人の人間として行き詰まりを感じていたイーサン・ホークは、ある夕食会で当時84歳のピアノ教師、シーモア・バーンスタインと出会う。たちまち安心感に包まれ、シーモアと彼のピアノに魅了されたイーサンは、彼のドキュメンタリー映画を撮ろうと決める。
シーモアは、50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。ピアニストとしての成功、朝鮮戦争従軍中のつらい記憶、そして、演奏会にまつわる不安や恐怖の思い出。決して平坦ではなかった人生を、シーモアは美しいピアノの調べとともに語る。彼のあたたかく繊細な言葉は、すべてを包み込むように、私たちの心を豊かな場所へと導いてくれる。
ー以上ホームページより
映画の中で、シーモアさんが奏でるピアノの音には、彼の人生が感じられ、
彼が穏やかに語る言葉には、言葉以上のものが感じられました。
“ーじぶんの心と向き合うこと、シンプルに生きること、成功したい気持ちを手放すこと。
積み重ねることで、人生は充実する。ー”
“ー音楽家としての自分と普段の自分を
深いレベルで一体化させること。
するとやがて音楽と人生は相互に作用し、
果てしない充足感に満たされる。ー”
“ー誰もが皆、人生に幸せをもたらすゆるぎない何かを探している。ーだから皆、救いを神に救いを求めようとするが、救いは我々の中にあると私は固く信じている。ー”
シーモアさんが、『ピアノ』を通じて気づかれたことに、
私は『施術』を通じて気づかせてもらっている気がします。
自分や起きた出来事にどう向き合うか。
日常をどう生きているか。
自分を振り返る良い機会になりました。
技術の向上につとめ、
目先の欲に惑わされず、
純粋な気持ちを失わず、
目的と手段を取り違えず、
自分の気持ちに正直に、
生きていきたいとあらためて思いました。
上映期間中、もう一度観に行こうと思います。